現代における倫理教育の難しさ

我々は、もはや絶対者の存在を、素朴に信じることが出来ないでいる。

 

神はどこだ!?神はどこにいる!?

 

ああ、やはり、神は死んだのである。

 

我々は、自分を超えたものに対する畏敬の念を、持てなくなっている。

 

それゆえ、我々は、自分自身の足で、立ち、歩んでいかねばならない。

 

だが、それは難しい。

つまるところ、棒になるか、幻滅して酒乱になるかだ。

 

神が資本となった現代において、善く生きる、というのは難しいのである。